以前、別のブログで紹介したことがありますが、スタンフォード大学医学部では昨年の秋から新入生にiPadを配り、教科書の代わりとするトライアルを行っています。
教科書に比べ携帯性にすぐれているのみならず、日々膨大に蓄積されていく医学情報へのアクセスも容易で、講義のスライドや医学関連記事も保存できるうえに、教科書に比べ電子版は低価格で入手できるのでコスト面でも効果が高いということです。
このような動きが、大学のみならず、高校、中学校そして小学校や幼稚園でも取り入れられ始めていることが、昨日のNew York Timesで紹介されていました。
iPadと付属品で大体1セットあたり600ドルから750ドルほどかかり、数百、数千という単位で購入して生徒や教師に配布することは、School Districtにとってもとんでもない初期投資になりますが、ビデオ解説などマルチメディアの利用、紙の節約、生徒の作業のデジタル的保存など、今までの教科書ベースに比べそのポテンシャルはとても高そうです。
また、現在5,400ほどあるiPad上での教育向けApplicationを利用することも可能です。
San FranciscoやLong Beachなどにある中学校の6校では、代数の授業を教科書から完全にiPadに切り替えたそうです。
もちろん、このような流れには賛否両論はありますが、少なくとも、身体の小さな小学生にとって、ホームワークのためにノートや教科書を何冊も詰め込んだ、自分の身体の半分ほどもあるバックパックを背負うことを考えれば、わずか2ポンド弱(約900g)のiPadひとつのほうがよほど身体にはよさそうです。
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